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M&A
M&Aを成功させるために/新日本総合事務所のM&Aノウハウ
M&Aが成功するかどうかは、売り手側の準備次第と言ってもいいでしょう。自社の客観的価値を正確に認識し、それをベースに会社売却のスキーム作りを行うことが大切です。
売却代金や条件の設定
中小企業になると、どうしても社長の思い入れも強く、自己の企業を過大評価してしまう傾向にあります。そのため、売りますと売却の意志があっても、売却代金や条件を高く設定してしまうことも珍しくありません。しかし、これではせっかく売れる事業であっても、成約までに至らないことも十分考えられます。売却代金の設定が高いということは、スキーム作りに無理があるのかもしれません。経営が行き詰まっている場合には債権の圧縮が必要になるため、民事再生法のみならず担保付きで債権を買取ったり特定調停を活用したりするなどの方法も考慮しましょう。
社外・社内への秘密保持
会社を売却する側にとって、情報の漏洩は信用を失墜させるばかりか倒産の危機にも繋がりかねません。そのため、対外的なやり取りを行う社員を決めておくなどの対応が求められます。また、自社内部での機密保護も忘れてはいけません。会社のトップが代わることに対する従業員の抵抗感は、社長が認識しているよりも強いことが多いからです。いつかは役員や従業員にも情報を公開する必要がありますが、そのタイミングはM&Aの準備が十分に整い将来に希望が持てる形になってからが良いでしょう。
従業員の継承計画
従業員が継承されるか否かは、M&Aを行う上で非常に重要なポイントになります。買い手側としては、優秀な人材確保が目的で継承が絶対というケースもありますが、人員削減を条件とするケースも珍しくありません。そのことから従業員のM&A反対の声が大きくなると、M&A自体の失敗に繋がることも考えられます。買い手側との従業員の継承計画は、待遇面も含めて具体的に作成し、早めに買い手と交渉に入ることが求められます。
ディスクローズに備えた資料の準備
買い手側に提供を求められても慌てないよう、事前に自社のアピールポイントとなる資料を揃えておきます。秘密保持確約書を受け取った際に交付する資料と、企業資産を適正に評価するデューデリジェンスに備えた資料、両方を事前に用意しておきましょう。主な資料として以下のものが挙げられます。
・会社案内や株主名簿をはじめ、従業員の給与状況が分かる資料
・過去の財務諸表や付属書類など、資産や担保状況が分かる資料
・製品カタログなど、販売・仕入れの概略や店舗状況の分かる資料
事業所名 | M&A事例などのご紹介を希望ならM&A友好的事業承継支援センター |
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住所 | 〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-23-1-351 |
電話 | 03-6276-7162 |
FAX | 020-4664-6233 |
URL | https://www.solicitoroffice.com/wp/manda/ |
ページURL | https://www.solicitoroffice.com/wp/manda/?p=233 |
業種 | M&A支援/企業法務/株式公開支援/個人法務 |
事業所特徴 | 当事務所代表の猪股は、国営の事業引継ぎ支援センターが認定しているM&Aアドバイザーです。 |
一言 | 「後継者問題」を抱えているオーナー様も是非、ご相談ください。友好的M&Aを活用して解決することが可能です。 |